2023年1月26日中日新聞に掲載されたコラムをご紹介いたします。
20代後半より矯正治療(自費診療)を始め、昨年から保定装置を寝るときだけつけています。主治医に、いつまで保定装置を使用するか聞いたところ、基本的には一生使ってほしいと言われました。そんなに長く使うものなのでしょうか。
矯正治療は皆さんもご存知の通り歯を動かして審美的にも機能的にも歯列を整える治療法です。その後 移動させた歯を安定させるのが保定装置です。歯は一度移動させても前の位置を歯の周囲の骨・靭帯などがその位置を覚えていて元に戻ろうとします。
一般的に矯正の治療期間の2-3倍の期間が保定に必要期間と考える場合が多いです。2年の治療期間でしたら5年の保定期間が必要ですが10代より20代、30代と年齢が上がるほど後戻りする力は強くなりますので保定の期間も長くなります。また、矯正治療をしている人もしていない人も、歯は使用しているとすり減って来ます。それも、後戻りの様に歯が動く原因になります。矯正治療は、通常の虫歯の治療より時間も費用もかかる治療です。
綺麗な歯並びを保つための保定装置ですので就寝時の着替えと同じように一つのアイテムと思って長く使って頂けると良いと思います。
皆さんこんにちは!
12月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!
すっかり寒くなり、雪も降り始めましたね。これからさらに寒くなり、冬の美味しい食べ物もたくさん出てきます。お家でのお食事もですが、外食の機会も増えてくる頃ですので引き続き感染対策もしっかりしてみんなで良い年末年始を迎えましょう!
さて、今回のテーマは『唾液』についてです。
皆さんは『唾液』と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?何か美味しいものを想像したときにも唾液は出てきますよね。実はこの唾液、とても重要な成分をいくつも持っている、欠かせないものなのです。今回はその唾液にフォーカスしてお話していきます。
唾液にはたくさんの効果があります。食べ物を飲み込みやすくすること、味を感じやすくすることだけでなく、消化作用や殺菌作用、再石灰化作用や緩衝作用、自浄作用など様々な役割があります。一見歯と関係ないように思えても、再石灰化作用は歯の表面にあるエナメル質という層を細菌が作り出した酸が溶かす(脱灰)のを修復し、元の状態に戻す作用です。また緩衝作用は先述のように、お食事で口腔内が酸性に傾いたときに中和することで、脱灰を防いでくれる作用です。自浄作用は食べ物などの汚れ残りを洗い流してくれる作用であり、どれも重要な作用です。では、この唾液は一日にどのくらい出ていると思いますか?
唾液の分泌量は1日で1〜1.5lと言われてれいます。ですが、ここには個人差や性差、さらには健康状態によっても左右されると言われています。さらに、唾液の質も様々あり、虫歯や歯周病にも様々な影響を及ぼすと考えられています。何らかの原因により唾液量が減ると、先程の効果が十分に得られなくなる場合があります。食べ物が飲み込みにくくなった、口の中がネバネバする、口臭が気になるようになった、滑舌が悪くなったなどの症状はありませんか?
唾液が少なくなる原因としては、加齢やストレス、不安定なホルモンバランス、口呼吸や、生活習慣など多岐に渡ります。さらには糖尿病やシェーグレン症候群といった全身疾患、お薬による副作用なども考えられます。では唾液を増やすにはどうしたら良いでしょうか?
唾液を増やすには、少なくなってしまった原因を解決する必要があります。ストレスを減らすこと、よく噛んで食べることも一つです。歯周病で歯が抜けてしまったままにしてしまったり、虫歯があって痛いまま放置していたりすると咀嚼の回数も効率も悪くなり、結果として唾液が減少してしまうことにもつながります。また唾液は唾液腺から口腔内に分泌される分泌液であるため、唾液腺をマッサージすることも効果的です。
これまでお話しさせていただいたことは主に歯に関連した唾液のお話ですが、その他にも唾液は全身的な健康状態にも大きく関係があります。お口の中のことから唾液を知ることで、皆さんの健康をさらに良いものになると思っています。
当院では様々な症状を患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。最近唾液が減ってきた気がする、久しぶりに検診に行こうかななど、どんなことでもお話しいただければと思いますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
皆様、お久しぶりになります。
遠藤奈穂です。
11月になり、グッと涼しく?寒くなりましたね?
コロナも落ち着いたと思ったら、第8波・・・。
収束という日は来るのでしょうか?政府はインフルエンザと同等にするつもりなのでしょうか?
かかられる科により、5類にするべきかどうかには意識的差があるようです。
そんなアンケート結果もあるようですね。
が、今回のテーマはそのことではなく、
食いしばり(TCH)、続編というところでまいりたいと思います。
食いしばりに感しては以前のブログにもあります通り、頭頸部に関しては以前のものを、または、スタッフブログをみていただければわかりやすく解説をしていますので、そちらも参考になさってください。
私はもっとずっと前から疑問を抱いていた事です。
食いしばりや、歯の疾患に関しても、予防予防と歯科が言うなれば、もっとホリスティックに見ていかないといけないのではないかと思っている一人です。
話は少し変わりますが、糖尿病を患ってらっしゃる方はご存知かと思いますが、日本糖尿病協会という公益社団法人の会がございまして、そこが出版されている「さかえ」という雑誌がございます。
こちらは医療人でなくても読める面白い月刊誌なのですが、
その雑誌の7月号に面白いことが掲載されていました。
「マインドフルネス」についてです。
そこで、今回は食いしばりをマインドフルネスで回避する事についてのお話です。
今コロナで、出不足のため、お家トレーニングを余儀なくされていらっしゃる方も多い中、この言葉はかなり皆様に周知の言葉になってきました。
「マインドフルネスとは今、やらないといけない事や、考えている事、頭の中に浮かんでくる色んな心配事や、邪念を全て取り払い、今現在の五感にだけ耳を傾け、気づきを求めること」
というのが、一番わかりやすい解説でしょうか?
私はヨガのインストラクターも行っており(ヨガのレッスンではマインドフルネスは毎回当然の如く行われる行事なのです)ヨガの呼吸で、五感に耳を傾ける作業を行うのですが、
その、マインドフルネスが糖尿病だけではなく、あらゆる疾患に適応するのでは?
と、少し前から言われ始め、エビデンスが続々と出てきたのが現在です。
ちなみに、マインドフルネスが有名になったのは、有名なIT企業が社員研修に取り入れたためだと言われています。
「さかえ」にもマインドフルネスでマインドフルイーティングをしようと書かれてあります。
マインドフルイーティングに関しては、専門の先生にお任せをして、
歯科に関して言えば、
何らかのストレスが原因で、筋肉の拘縮が起こり、それが全身に起こってしまったため、食いしばりが起こり、それだけではなく、肩こり、腰痛、など、心と体のバランスの偏りが起こってきてしまうのです。
頭頸部だけをストレッチしても、良くならないのはそのわけです。
全てがつながり、歯科の病変が生まれます。
食いしばりはその一つです。
習慣病とも言えるのでしょうか?現代病ですね?
ただ、これをどうやって回避するかというと、
ストレスを蒸散させる術を身につけること!!これが一番なのです。
現代の日本人は自律神経が整っていないと言われます。
それは、交感神経と副交感神経が上手く成り立たないのです。
起きて活発に活動する時は交感神経が優位に立ちます。
寝るよーーーという時には副交感神経が優位に立たなければならないのですが、
その、メリハリが付いていないと、顎はリラックスしていないといけない時に噛んでしまう。
噛まなくて良い時に噛んでしまい、食いしばりが起こるのです。
交感神経が高ぶってしまうので、噛んでしまいます。
全身の筋肉を緩めて、マインドフルネスの状態に慣れていくと、食いしばりはなくなります。
また、その方法に関して、医療人としての私がこうやれば効率よくマインドフルネスの状態に持っていけるという動画も出そうと思っています。次回、私の回で、もう少し詳しくご紹介できたらとも思っております。
もうすぐ年の瀬、
皆様、時節柄、体調崩されませんように!!
次号でまたお会いしましょう。
遠藤奈穂
皆さんこんにちは。今月の歯の豆知識を担当させていただきます、渡邉です。
7月8月は例年より猛暑日が続いていますね。特に全国的にも岐阜県は気温が高いのではないでしょうか?
外出中はもちろんですが、室内に居ても熱中症になることがあるので十分に気をつけてくださいね。
暑いとなかなか外には出て行きづらく、お家の中でパソコンやスマートフォンの操作に集中しすぎることや、少しうつむいた状態での操作、またマスク生活のストレスなど、緊張して知らず知らずの内に上下の歯を接触していませんか?
今回は、知らないあいだにやってしまっている癖についてお話します。
みなさん、TCHという言葉は聞いたことありますか?普段の生活の中では、なかなか聞きなれない言葉だと思います。
TCHとは、上下の歯を無意識に接触し続けてしまう癖のことで、顎の筋肉が持続的な緊張状態で疲労してしまい、顎の関節にも負担がかかってしまいます。
通常、人間は上下の歯が接触している時間は極めて少なく、1日24時間の内上下の歯が接触している時間はわずか17分しかありません。
「わたしは1時間食べているわ」という人も、咀嚼時に上下の歯は一瞬接するだけなので、食事時間のほとんどで上下は当たってはいません。
人間は、「安静空隙」といって上下の歯と歯の間に2mmの隙間があるものですが、TCHのある人は24時間の内17分どころか何時間も上下の歯が当たっています。毎日何時間も上下の歯が当たっている行為を繰り返していくと、口を閉める筋肉(閉口筋)を鍛えてしまい、月日がたてばたつほど加速度的に、より強く噛めるようになってしまいます。
どんどん強く「くいしばる」ようになると、最後には必ず歯か、顎の関節のどちらかが破壊されます。
天然の歯でも強い力が加わると動揺することがありますが、インプラントの歯はより注意が必要です。
天然の歯は強い力に対して痛みを感じたり、歯の根に「歯根膜」というクッションがあるので緩和されますが、インプラントにはそのクッションがないため、強い力に対して“がまん”してしまいます。あまりに強い力が加わるとインプラントでさえ折れてしまいます。
加速していく破壊を食い止めるために当医院では予防する体操をオススメしております。
下記のように①可能な限り大きく「開いて閉める」を10回行います ②可能な限り大きく開いて10秒キープ
①+②で1セット行い、1日4セットを目安に行っていただくとTCHの予防になります。
癖というのは毎日知らないあいだに行っているものなので、自分では気づきづらいものです。被せ物が割れた、歯が欠けたタイミングや、定期健診のタイミングでご不安なことがあれば相談してくださいね。
こんにちは。
えんどう歯科・矯正歯科クリニック副院長の遠藤奈穂です。
最近、朝晩が涼しくなりましたね。
お盆が過ぎてからがめっきりと涼しくなったように思います。
こういう時には体調を崩しやすく、そして、我々の歯科で言いますと、歯肉が腫れやすい、痛みが出やすい時期になりました。
タイムリーな話題になりますが、歯科医院で長く働いていますと、
季節の移り変わりにより、患者様が訴えられる時期的な疾患を感じるようになります。
それを感じられるのは、特にお盆過ぎ。お子さんがいらっしゃるお母さんは夏休み明け、そして、正月過ぎた時期。
とにかく、今まで体が張り詰めていた時期を過ごすと、ストレスフルに動かれていた方は尚のこと、今まで症状が小康状態で維持されていた方などが、ふっと緊張の糸が解かれた瞬間、そこで疾患が湧き出てくるしくみになっているようです。
いかに未病の段階でそのまま放置されていた方が多いか、ですよね?
「プレジデント」という雑誌にも掲載されました通り、リタイア前にやっておけばよかった後悔トップ20で、歯科の定期検診が、堂々の1位でした。ということは、わかってはいるものの行きたくない、または、忙しくて行けないで、検診や、治療がおざなりになってしまって、そのまま放置・・・なんて方がほとんどなのだなぁという感想を持ちました。
育児や家事に追われている方も同じことが言えるのではないかと思います。
気がつけば、ご自身の子供さんのことに必死になり、自分は二の次・・・。
大人になれば、色んなご事情が出てきますよね。
ただ、皆様、これからのご自身を思いながらの治療を受けていただけたらと思います。
気がついた時にはもう遅い。
そんなお口の中の状態にならないように。
動機はなんでもいいのです。
歯がきれいな状態でいれば、気持ちが良いから。
自己満足の世界でも、ご自分を認めてあげたくなるから。
または、異性にモテたいから。女優さんみたいになりたいから。
等々・・・。
動機はなーんでも良いのです。
その中でも、
歯並びが・・・、
歯周病が・・・、
歯の色が・・・、
抜けた歯の部分を埋めたい・・・。
理由はなんでも良いので、
何十年後のご自身を描きながら、歯医者さんの門を叩いていただければ・・・と思ってなりません。
ぜひ、今からのご自身をもっと大切に。
そして、ご自身を見つめられる時間を持てますように。
我々が皆様の時間の中でのその少しに携えらればなと思います。
気になることがありましたら
いつでもお近くの歯科医院へご相談くださいね。
皆さんこんにちは!
6月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!
すっかり暑くなり、もうすぐ夏真っ盛りとなるこの季節、新型コロナウイルスも少しずつですが確実に収束に向かっています。気温も上がりマスクでの生活も緩和される中で、このまま確実にコロナウイルスが収束していくようにみんなで協力して生活していきましょう!
さて、今回のテーマは『Tooth Wear』についてです。
皆さんはこのTooth Wearという言葉を聞いたことがありますか?これは、むし歯ではないが歯が溶けたり欠けたりする病気のことです。このTooth Wearには、大きく分けて4つの種類があります。今回はその4つについてお話していきます。
一つめは『酸蝕症 Erosion』です。
歯の硬組織はカルシウムやリンによって構成されています。中でもカルシウムは酸性のものに対して溶ける性質があり、エナメル質の溶けだす臨界㏗の5.5以下に口腔内が長期間・頻回的にさらされることで歯が溶け出していきます。酸蝕症の主な原因としては、
・柑橘系、炭酸飲料、清涼飲料水、酢などの酸性飲食物の過剰摂取
・嘔吐による胃液の逆流(逆流性食道炎)
・塩酸、硫酸などを吸うメッキ工場などでの酸性ガスの吸引
があります。
二つ目は『咬耗症 Attrition』です。
上下の歯と歯、歯と食物、歯と補綴物(義歯、クラウンなど)の接触によって歯が削れてしまうことです。また、普段から歯ぎしりをされていることや固いものを食べることが好きな方は特に進行が速いとされています。また、以前紹介させていただいたTCH(歯列接触癖)がある方も進行に関係しているとされています。
三つ目が『摩耗症 Abrasion』です。
歯磨きの際に不適切な磨き方(力を入れて磨くなど)により歯質が失われる症状です。前述の咬耗症のような歯と歯の接触以外で歯が削れることをいいます。歯ブラシ以外の原因として、職業で大工さんのように釘を歯に挟んで仕事をしたり、間違ったつまようじの使い方によって歯がすれてしまうこともあります。また不適切なブラッシングによって削れ易く、歯の根元が削れてしまった状態(楔状欠損)になることもあります。
四つ目は『アブフラクション Abfraction』です。
これは過度な咬合力によって歯頚部(歯と歯茎の境目)に応力が集中し、歯質(エナメル質と象牙質)が削れていきます。主に犬歯と小臼歯に多く見られ、楔状欠損となれます。
むし歯以外でも歯がしみるようになったり、痛みがでたりする場合はこのTooth Wearの可能性があります。いずれのものも普段の生活の中に原因があることがほとんどです。歯科医院での治療方法として、削れてしまったりしみている部分にCR充填をしてしみる部分をコーティングすること、またマウスピースを作って歯にかかる力を軽減させるなどがあります。当院では様々な歯の痛みをレントゲン写真や患者様のお声によってそれぞれの症状に合わせて適切な治療をするため、カウンセリングさせていただいたうえで適切な治療をさせていただいています。最近しみるようになってしまった方や、少しでも気になった方など、小さなことでもお話からさせていただきますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
以前から時々歯茎から出血がありましたが、最近右の奥歯が少しぐらぐらしています。
歯周病が進んでいるということでしょうか?
歯周病の最初の兆候は歯肉からの出血です。
「痛みなどは無いから大丈夫。」と、安易に考えがちですが歯ブラシで出血するのは歯肉に炎症があるからです。
歯周病は細菌の感染により引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯茎(歯肉)のすき間(歯周ポケット)から侵入した細菌が炎症(出血)を引き起こします。進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて歯がぐらぐらしてきます。進行すると歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気ですが、それ以上に全身との関りも分かってきています。歯周病菌が産生する毒素や炎症反応物質などが、歯茎の毛細血管を通して全身に悪影響を及ぼします。特に心臓血管疾患、糖尿病、低体重児出産などのリスクが高まります。また、唾液に含まれる細菌が気管支に入ると気管支炎や誤嚥性肺炎の原因になります。
30歳以上の成人の約80%が罹患していると言われていますのでかかりつけの歯科医院で定期健診を受診されることをお勧めします。
こんにちは。今月号を担当させていただきます、遠藤奈穂です。
今月は私のお題といたしまして、ざっくりと健康について。
です。
健康寿命について、以前も触れてきた私ですが、
今月もこの話題に沿いたいので、健康寿命とは
から書いていきたいと思います。
健康寿命とは・・・介護が必要なく健康的に生活できる寿命
です。
日本人の平均寿命は
男性:81.4歳
女性:87.4歳
それに対し、健康寿命は
男性:72.7歳
女性:75.4歳
であり、その差は
男性:8.7年
女性:12.0年
なのです。
(2019年10月厚労省)
健康寿命を延ばし、いかにして平均寿命に近づけていくか、が、大きな課題です。
それには子供のころからの習慣、それが健康寿命を延ばしていくのです。
当医院は矯正歯科ですので、そこも触れて、少し豆知識を増やしていきます。
現代の子供さんは矯正が必要な歯並びの子が大変多くなってきました。
一つの原因に普段の習慣。
口だけではなく、普段からの姿勢、お口ポカンが原因の場合が多いです。
姿勢と普段からの舌の位置にも口の成長と、歯並びは関わっていきます。
(舌の位置については当医院のホームページにも出て来ますので参考になさってください。)
ということは、ストレートネック!これも原因の一つ。
ゲームだけではなく、集中する場面での姿勢。
そこも背骨に関係し、後頭部に関係し、自律神経に関係し、筋肉の状態にも関係し、歯の噛み合わせや、並びにも関係してくるのです。と言うことは、学力や、運動能力にも関係して来ますよね。
これを言いますと、極端な答えになってしまうのですが・・・。
歯並びは今や遺伝要素は少ないとされています。
親と同じ習慣を辿るから、親と同じ歯並びになるという説が現代では大きいです。
ただ、骨格の形は遺伝で似ますので、そこを触ると線引きが難しくなって来ますから、
今回は割愛させていただきます。
歯並びで健康寿命を長くする。
なんで?と思われる方ももちろんいらっしゃるでしょう。
歯並びが正常にその位置に止まるということは、
普段の舌の位置や、姿勢、習慣が正しいということ。
心身ともに健康である証拠なのです。
ぜひ、皆様にも実践していただきたく、このブログに少し触りを入れさせていただきました。
私とおしゃべりさせていただける一部の患者様には口すっぱくいつもご指導させていただいております。が、
年齢が高くなり、いろんな歯へのトラブルがあったのなら、そのトラブルを取り除いた後、ぜひ、皆様にとっての正しい姿勢や習慣を見つけてみてください。
きっとお口の中も心も晴れるはず!
我々は健康寿命を伸ばす事に関し、皆様の人生の一部に携われることに感謝し、これからの皆様の健康な生活を応援しています。
Q)丁寧に磨いているのですが、歯石があると言われました。歯石は完全に予防できないのでしょうか?
A)歯石はいきなり歯に出来ません。歯石は歯垢(細菌=プラーク)が唾液や血液の作用で石灰化して出来ます。一般に歯ブラシでの歯垢除去率は60%と言われています。歯間ブラシやフロスを使用しても80%ぐらいですので丁寧にお手入れをしても残りの20%の歯垢が歯石になります。歯垢は歯ブラシなどで除去できますが歯石は歯ブラシでは除去することは出来ません。歯石は歯科医院でスケーラーと言う機器を使わないと綺麗に除去出来ません。歯石が付着しやすい部位歯垢の残っている歯と歯肉の境目ですが、歯垢は唾液・血液の作用で石灰化しますので唾液の分泌部位がある下顎の前歯の裏側と上顎の奥歯の頬側は特に歯石が付着しやすく部位です。また、出血部位も歯石が付きやすくなります。特に歯周病の方は出血傾向が強いので健常者より歯石がつきやすく、歯周病の進行を加速させてしまします。歯石は歯周病・虫歯の原因になりますので歯周病・虫歯予防には歯石除去は必要不可欠ですので定期的に歯科医院での除石をお勧めします。
皆さんこんにちは!
3月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!
少しずつ暖かくなり、新学期に向けていろいろな準備も始まる季節です。天気も良くなり外に出る際には引き続き感染対策を徹底して早くコロナが収束するようにみんなで協力していきましょう!
さて、今回のテーマは『子供たちが身に着けるべきこと』についてです。
グローバル化が進んでいる現在ですが、世界はいま様々な問題を抱えています。新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻など…人と接する際にもマスクは必要不可欠なものになりました。そういった中で、今だからこそ子供たちが身に着けるべきこととはどのようなものでしょうか。ここでは大きく3つのことをフォーカスして考えていきましょう。
一つめは『英語を勉強すること』です。
先述の通り、グローバル化が進み今後もさらに進んでいくとされている現在、直接人と会って会話することよりもズームなどのツールを用いてウェブ上でコミュニケーションをとることが多くなっていくことが予想されています。世界では現在多くの人が英語を話していることから、子供のころから英語を勉強しておいた方が良いと考えられています。
二つ目は『集団で一つのことに取り組む』ことです。
これはスポーツに限らず、共通の目標を仲間と設定して共通の方向に向かって進んでいくことで社会で活躍するための多くのことを学べるためです。自分だけでなく他のメンバーの思いを組み込んで全体のことを考えることで社会性を学ぶことができます。
そして三つ目が『歯の矯正をすること』です。
今回はこの歯の矯正が歯科と関係しているためフォーカスさせていただきました。(笑)
先述の通り、グローバル化が進む現在において、特にアメリカでは歯列矯正に対する考え方がとても高いとされています。歯列矯正は長い期間がかかったり料金もかかりますが、これは反対に歯列矯正をしている方にとっては一つのステータスととらえられています。大人になってから歯並びが気になって矯正を始めようとする方も多いですが、子供のころから矯正治療をすることは様々なメリットがあります。具体的には、
・将来的に永久歯を抜かない矯正治療ができる可能性が高くなる
・顎の成長バランスを整えることができる
・虫歯や歯周病になるリスクを軽減できる
・口呼吸などの口腔癖を治せる
等が挙げられます。
先述の通り、コロナ渦においてマスクが必須となっている現在において矯正を始めようとしている方は多くみえ、またインビザラインなどマウスピース矯正でより見た目にもわかりにくい治療法が出ています。当院では子供の矯正や大人の矯正など、患者様のニーズに合わせて様々な治療法をご希望に沿えるようにお話(矯正相談)からさせていただいています。子供の歯並びについて話が聞きたい、気になっているなどどんなことでもしっかりカウンセリングさせていただいています。また抜歯症例など、様々な症例においてもしっかりした分析から骨格的および歯性的問題をしっかり解決したうえで治療を進めていきます。お子さんだけでなくご自身の歯並びが気になる方も少しでも矯正治療にご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。