虫歯のできやすい場所の汚れが落ちていないからだと考えられます。それでは歯を磨いていないのと同じです。
歯磨きの最大の目的はプラーク(歯垢)を落とすことです。歯を磨くタイミングに注意すると共に、特にプラークの付きやすい場所を丹念に磨く必要があり、正しい方法でブラッシングしなければなりません。
歯磨きのポイントは次の四つです。
1.その日の汚れはその日に落とす
2.虫歯のできやすい場所(歯の噛む面、歯と歯の間、歯と歯茎の境目)をしっかり磨く
3.口の大きさにあった歯ブラシを選び、直角に当ててソフトタッチで磨く
4.歯磨き剤はつけなくてもよい
口の中は細菌類が住むのに適当な環境になっています。虫歯菌は、物を食べた後、数分後くらいから食べかすを腐らせて、口の中を酸性にします。この酸が30分くらいの間に歯を溶かして虫歯にしていきます。
虫歯を防ぐには、口の中にプラークをためないことが大切です。食べた後は30分以内に歯磨きをする習慣をつけましょう。糖分の少ない食生活を心がけ、糖分が口の中にある時間をなるべく少なくしてください。